咬合育成とは、矯正治療により歯並びを改善し、筋機能訓練により姿勢・咀嚼・嚥下など歯並びが悪くなった後天的原因を解決し、自分自身の歯を正しく動かすことによって歯並びと噛み合わせを改善する治療です。
治療をしないで放置しておくと次第に歯がデコボコしてきたり、上と下のアゴの歯がきちんと噛み合わず、食べ物をうまく噛めなくなってしまう事もあります。また、虫歯や口臭、歯槽膿漏の原因となったり、アゴの関節に負担をかけたりします。
咬合育成は、歯並びをキレイにするだけでなく、上下の歯の噛み合わせを改善し、さらには口もとの形を整えて、子供から大人に至るまで健康を保てるようお手伝いいたします。
矯正治療・筋機能訓練を行うためには、適切な診査・診断が必要です。
そのため、模型、レントゲン、お口の中や顔、全身の写真など多くの診断材料を必要とします。
診断後、咬合育成の治療計画を立て、説明した後、実際の治療に入ります。
歯並びは遺伝だけでなく、姿勢・癖・嚥下(飲込み方)等が大きく関係していることがわかっています。
MFT(筋機能訓練)は、姿勢・癖・嚥下などを専門的なトレーニングによって、理想的な状態にし、
1.悪い歯並びにしない。
2.顎を発育させることにより抜歯をしない矯正治療を行う。
3.矯正後の後戻りをさせない
を目標にしています。
歯が傾いたり、曲がったり、噛み合わせがおかしいなど、すでに歯並びがおかしくなってしまった場合は筋機能訓練だけでは歯並びは治りません。そのような時に矯正器具を装着して、治療を行います。
矯正器具には、歯に貼り付けるタイプやマウスピースタイプなどがあります。